保育所の環境整備ボランティアを通して感じたつながり 
11月1日(土)、中国アセアン交流協同組合では、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、近隣の保育所の環境整備作業を実施しました。
当日は、外国人技能実習生20名、組合職員2名で参加し、園児や保護者、先生方と一緒に草抜きや清掃作業を行いました。
秋晴れの空のもと、笑顔と会話があふれる一日となり、地域と実習生の距離がぐっと近づいたイベントとなりました。
活動の背景
外国人技能実習制度は、日本の技術や技能を海外へ伝えることを目的とした国際協力制度です。
実習生たちは日々、現場で真剣に働きながら日本の生活文化を学んでいます。
しかし、仕事だけでなく、地域社会との関わりを通じて「日本で暮らす実感」や「人とのつながり」を感じてもらうことも大切だと考えます。
中国アセアン交流協同組合では、厚生労働省や国際人材協力機構(JITCO)などの指針にも基づき、実習生の適正な受入れと生活支援を行っています。その一環として、地域の方々と協働するボランティア活動を積極的に推進しています。
活動の様子
この日は朝から実習生たちが保育所に集合し、先生方の説明を受けながら園庭や周辺の草抜き、落ち葉拾いを開始しました。
はじめは緊張気味だった実習生たちも、園児や保護者先生たちから「ありがとう!」「おはようございます!どこからきたんですか?」と声をかけてくれるうちに笑顔があふれ、自然と会話が弾むようになりました!
一緒に作業をする事により、国籍を越えた温かい交流の時間となりました。
作業を終えたあと、園の先生からは「日ごろ手が回らないところまできれいにしてもらえて本当に助かりました」と感謝の言葉をいただきました。
実習生たちの声
参加した実習生たちからは、こんな感想が寄せられました。
「いろんな人と話ができてうれしかった」
「地域の役に立てて良かった」
「日本の子どもたちがとてもかわいかった」
みなさん柔らかい表情で、地域とのつながりを実感していたのが印象的でした。
このような体験を通じて、彼らが「日本社会の一員」としての自覚や自信を持つことにもつながっていくと思います。
まとめ
今回の活動を通して、地域の子どもたちや先生方に喜んでいただけたことはもちろん、実習生たちにとっても大きな学びとなりました。
「ありがとう」「また来てね」という言葉を受け取った瞬間、国や言葉を越えて“人と人との心が通う”場面がそこにはありました。
今後も中国アセアン交流協同組合では、
外国人技能実習生が地域の一員として参加できる社会貢献活動の継続
企業・自治体・教育機関との連携による多文化共生の推進
実習生の成長を支える安全・安心な環境づくり
を目指していきます。