日本事前入国結核検査(JPETS)のご案内
2025.03.08 09:00
お知らせ
1. 日本事前入国結核検査(JPETS)とは?
日本事前入国結核検査(JPETS)は、日本へ入国する外国人が、結核の感染拡大を防ぐために事前に受ける必要がある結核検査制度です。特に、技能実習生や留学生、特定技能人材など、日本で長期滞在する外国人にとって重要なプロセスとなります。
結核は世界的な公衆衛生問題の一つであり、日本でも結核感染のリスクを最小限に抑えるため、入国前の検査が義務付けられています。JPETS制度は、厚生労働省によって運営されており、対象国の指定された医療機関で検査を受ける必要があります。
2. JPETSの対象者
JPETSの対象者は以下のような長期滞在予定の外国人です:
-
技能実習生
-
特定技能外国人
-
留学生
-
長期就労者(エンジニア・企業内転勤者など)
-
家族滞在者(配偶者や扶養家族など)
対象者は、入国前に指定された医療機関で結核検査を受け、その結果を日本の出入国在留管理庁に提出しなければなりません。
以下の国籍を有する方々が対象となります:
-
フィリピン
- 検査受付開始:2025年3月24日予定
- 証明書提出義務開始:2025年6月23日予定
-
ネパール
- 検査受付開始:2025年3月24日予定
- 証明書提出義務開始:2025年6月23日予定
-
ベトナム
- 検査受付開始:2025年5月26日予定
- 証明書提出義務開始:2025年9月1日予定
-
インドネシア
-
ミャンマー
-
中国
※上記の情報は、2025年3月時点のものです。
3. 検査の流れ
JPETSの検査は以下の手順で進められます:
-
予約・申し込み
- JPETSに登録されている 指定医療機関 を確認し、予約を取ります。
- 予約時にパスポートやビザ申請書類の提示が求められる場合があります。
-
医療機関での検査
- 胸部X線検査(レントゲン)
- 医師による問診
- 必要に応じて喀痰検査(痰を採取して検査)
-
検査結果の受領
- 異常なし:JPETSの健康証明書が発行される。
- 異常あり(要精密検査):追加の検査が必要な場合がある。
-
日本大使館への提出
- 健康証明書を日本大使館・領事館に提出し、ビザ申請時の必要書類とする。
-
日本入国
- 日本の空港で入国審査の際、検査結果が求められる場合がある。
4. 検査費用と実施機関
- 検査費用:国や医療機関によって異なりますが、通常、受験者負担となります。
- 指定医療機関:JPETSの公式ウェブサイト(JPETS公式サイト)にリストが掲載されています。
5. なぜJPETSが重要なのか?
- 結核感染の予防:日本国内の結核感染リスクを低減し、公共の安全を守るため。
- スムーズな入国手続き:事前検査を受けることで、入国時のトラブルを回避できる。
- 企業や教育機関の責任:受け入れ企業や学校にとって、結核対策を徹底することで健全な職場・学習環境を維持できる。
6. 中国アセアン交流協同組合の取り組み
当組合では、技能実習生や特定技能人材が円滑に日本へ入国し、健康的に働けるよう、JPETS制度の適用を徹底しています。
- 事前の情報提供:対象者にJPETSの必要性を周知し、適切な検査を受けるようサポート。
- 提携医療機関の案内:現地の信頼できる指定医療機関を紹介し、予約手続きのサポートを実施。
- ビザ申請サポート:健康証明書の取得から日本大使館への提出まで、必要な手続きをサポート。
- 入国後のフォロー:日本到着後も、健康管理や定期健診の支援を行い、実習生や特定技能人材が安心して働ける環境を整えています。
7. まとめ
JPETSは、日本で働く外国人技能実習生や特定技能人材にとって、入国前の重要なステップです。検査を適切に受けることで、スムーズな入国と健康管理が可能になります。
✅ JPETSのポイント
- 長期滞在者に義務付けられた結核検査制度
- 指定医療機関で事前検査が必要
- 健康証明書を日本大使館に提出
- 受け入れ企業・監理団体のサポートが重要
中国アセアン交流協同組合では、JPETSの手続きや健康管理のサポートを提供しています。
入国前の準備について不明点があれば、お気軽にご相談ください!